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【門田先生の3Dプリンタ入門 何を作れるのか、どう役立つのか】レポート

【門田先生の3Dプリンタ入門 何を作れるのか、どう役立つのか】
門田 和雄 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4062579383/

○この本を一言で表すと?

 3Dプリンタの仕組みから作り方までを説明した本

○この本を読んで興味深かった点・考えたこと

・クリス・アンダーソンの「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」で3Dプリンタが大きくページを割いて取り上げられていて、具体的にどのように利用されているのかを知ろうと考えて購入しましたが、思っていたよりも身近な個人レベルの内容が書かれていて驚きました。
これはこれで、自分が実際に3Dプリンタに触る時のことがイメージできて面白かったです。

1部 3Dプリンタがわかる

・3Dプリンタにはどのような種類があるか、3Dプリンタにできることとできないことの区別、個人向けの3Dプリンタを構成する部品についての説明が書かれていました。

・ネジの種類まで説明されていて、メートル規格とインチ規格では互換性がないことなど、とことん実際に3Dプリンタを触ることの入門として書かれていました。

・3Dプリンタにできないこと、得意でないことが明確に書かれていて、「MAKERS」に書かれていたような、中規模中量生産がアメリカで行われるようになるといった、産業の変革まではなかなか起きそうもないかなと思いました。

2部 3Dプリンタを使う

・どのようなデータを用意してどのような処理をするとどのような物ができあがるか、詳しく説明されていました。

・3Dのデータを用意した後に、フロントエンドソフトで読み込み、スライサーソフトでGコードに変換し、ファームウェアにGコードを送ってその通りに生産、という流れで、3種類のソフトでどのソフトを使うかでそれぞれ成果物が異なることなどが詳細に書かれていました。
3Dデータを用意すれば後は自動で簡単にできるものとイメージしていましたが、そこまで簡単なものではないのだなと思いました。

・著者が活動に参加している、「MAKERS」でも触れられていたファブラボや、データを送れば物を作るところまで可能なデジタルファブリケーションについても説明されていました。

3部 3Dプリンタを作る

・3Dプリンタを作る、という発想自体が自分になかったので、3部構成の最後にその部が設けられていること自体に驚きました。

・簡単な物ではないですが、個人向けの物は部品点数はそれほど多くなく、素人でも手を出せそうだと思いました。
パーツを用意してくれ、組み立て方を教えてくれる実習もあるそうで、全く素養がなくてもこの分野に入っていくことはできそうだなと思いました。

・初等教育で物づくりに関わらせること、それに3Dプリンタを導入させることについて著者の展望が述べられていましたが、実現までの壁は大きそうだなと思いました。
海外ではすでに着手しているところもあるらしく、この分野について今後さらに差が広がりそうだなと思いました。

○つっこみどころ

・3Dプリンタの分解図等も掲載されていましたが、どう組み立てられて、どのように具体的に動くかの図がなかったので、動いている姿を想像することができませんでした。そこは実際にファブラボ等に参加して見ればよい、という話かもしれませんが。