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ゼミナール マーケティング入門「第11章 産業のライフサイクル」

【ゼミナール マーケティング入門】
石井 淳蔵 (著), 嶋口 充輝 (著), 余田 拓郎 (著), 栗木 契 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/453213272X/

第11章<産業のライフサイクル>

○製品の誕生から産業のライフサイクルへ

①生成期②成長期③成熟期④衰退期(P.320)
技術⇒(様々な要因、偶然性)⇒製品(P.321~325)

○産業の離陸①―デファクト・スタンダード

業界標準構築⇒リスクの低減(安心して投資、多様な製品群、需要側のリスク低減、保管産業の整備、不安を打ち消す好循環)⇒システム製品、ネットワークの経済性

○産業の離陸②―拡張製品

顧客のタイプ(革新的採用者、初期採用者、追随型採用者)(P.337)
初期採用者が購入するのは拡張製品(コア製品の機能を拡張し、顧客の購入目的を最大限満たした製品)(P.340)が構築されてから

○産業の成長期

役割期待⇒取引構造の安定化⇒自明の現実に
プッシュ戦略からプル戦略に転向(価格の重要性、流通チャネルの広がり、マス広告、製品差別化の重要性)(P.347)

○産業の成熟期と衰退期

状況の変化(競争者、新規投資、R&Dの減少)⇒マーケティング目標の転換(市場細分化、競争地位別マーケティング、メーカーから流通へのパワーシフト)⇒事業の再定義(顧客、機能、技術を変える)


<演習問題>

1.デジタル技術の導入で、さまざまな家電製品にどのような用途の変化が生じたかを検討しなさい。


予約、時間管理、温度管理等の機能が家電製品に搭載され、「直接扱う道具」の延長から、自動で並行して作業が出来る「仕事仲間」に変化した。

2.業界標準の成立は産業にどのような影響を与えるのかを説明しなさい。


業界標準構築⇒リスクの低減(安心して投資、多様な製品群、需要側のリスク低減、保管産業の整備、不安を打ち消す好循環)⇒システム製品、ネットワークの経済性

3.「ネットワークの経済性」の効果を説明しなさい。


利用者が増えれば増えるほど利便性が向上する効果。
例)ゲームのハードのユーザーが増えればゲームソフト業界の参入メリットが大きくなり、さらにソフトが投入され、それがユーザーにとって選択肢の増加につながる。

4.なぜ産業が成長するためには「拡張製品」が必要となるのかを説明しなさい。


コア製品のままでは、必要性があり、かつ専門性を有するユーザーしか利用イメージが湧かない。拡張製品とすることで用途が鮮明となり、利用イメージが湧くことで初めて、消費者の購入対象の選択肢に入ることになる。

5.衰退期を迎えた産業で新たな成長の機会をつかんだ企業の事例を見つけ、どのような事業の再定義が行われたかを調べなさい。


○セラミックス産業
陶磁器の製造という事業から「セラミック」という素材の開発、と事業を再定義した。

○高級時計産業
「時計」から「高級手作り時計」に。
セイコーのクォーツ時計によりスイスの時計産業は衰退したが、手作りのより高級な時計を目指すことでその分野で世界シェアの半分を占めるまでになった。