• 様々な本、様々な資格の話が盛りだくさん(の予定)

【道をひらく】レポート

【道をひらく】
松下 幸之助 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4569534074/

○この本を一言で表すと?

松下幸之助氏の日々考えたあれこれ集

○感想

・日頃自分が考えていたことと同じようなことが書かれていたりして、時代も背景も違い、大きなことを成し遂げた人が自分と同じようなことを考えていたのが面白かったです。

・平易な文章ですがハッとさせられる内容もあり、勉強になりました。

・「7つの習慣」のコヴィー氏が尊敬する日本人に松下幸之助氏が入っていたと思います。「7つの習慣」とリンクする内容が結構多く、「7つの習慣」を書く上で参考にされた本かもしれないなと思いました。

○よかった点

・「くふうする生活」(P.52,53)、「学ぶ心」(P.216,217)・・・世の中のものが人の工夫の積み重ねでできているということは、私も工事現場を見て「どれだけの知識の積み重ねがあってこれだけのことができるようになったんだろう」と考えたことがあります。今学んでいることはこれまでに生きてきた人たちが積み上げたことだな、と思いました。

・「サービスする心」(P.60,61)・・・この考えは「7つの習慣」だと「豊かさマインド」と表現されたり、聖書だと「受けるより与える方が幸いです」と書かれたりしています。

・「人間だけが」(P.72,73)・・・約束を守ることの大事さは「7つの習慣」でもとくに重要なことして書かれていて、私もそう思います。

・「断を下す」(P.80,81)、「判断と実行と」(P.86,87)・・・決断を下す難しさと重要性、確実な判断はあり得ないからこその決断と実行について書かれていて、経営者じゃなくても重要な考えだと思います。

・「眼前の小利」(P.88,89)・・・今も昔も、目先の利益のためにズルをしたりして痛い目を見る人たちがいます。

・「止めを刺す」(P.92,93)、「紙一重」(P.126,127)・・・「百里を行く者は九十里を半ばとす」ともいいますが、詰めが甘いことで失敗する例は自他ともに数多く見てきました。ほんのわずかの違いが物事を決定的に決めることがあります。

・「自問自答」(P.98,99)・・・これは昔から心がけています。他人の評価を気にしなさ過ぎるのもマズイと最近は考えていますが。。。

・「時を待つ心」(P.108,109)・・・聖書でも「時がある」という節があったり、一般に「何事もタイミング」と言ったりしますが、この「時を待つ心」の表現が一番いいと思いました。私も、いつか時が来て誰かに「この仕事を一緒にやらないか?」と肩をポンと叩かれた時に、「とてもやりたい仕事だが自分にその仕事をこなす力がない」という不覚を取らないために力をつけようとがんばってきました。

・「仕事というものは」(P.116,117)・・・仕事が「勝負」だという心得は大事だと思います。

・「ものの道理」(P.136,137)・・・積み重ねることの大事さ、これは本当に大事だと思います。宝くじで当たった人が破産したり、運だけで事業が成功したら大きな失敗に繋がったり(これは体験談)、身に余る成果は身を滅ぼしますね。

・「一人の知恵」(P.138,139)・・・これは読書会に参加しているとよく実感します。いろんな人の意見が出ることで、一つのテーマに対しての知見が広がりますね。

・「働き方のくふう」(P.146,147)・・・「時間をかけること=仕事している」ではない、これは本当にそう思います。

・「けじめが大事」(P.150,151)・・・これを読んで、自分の生活リズムの乱れの原因はこれか!と思いました。私に足りないものなのでしっかりと身に付けたいと思います。

・「力をつくして」(P.158,159)・・・「やりきった!」という感覚は確かにお金では得られない喜びですね。共感できます。

・「大事なこと」(P.170,171)・・・成果を出す、だけでなく手段も選んで成果を出すこと。これは大事ですし、難しいことです。私も「手段を選ぶこと」ができるようになるために、より努力しようと思いました。

・「あぶない話」(P.180,181)・・・成功の連続、というか「成功していると思い込む」ことの連続が危険というのはよくわかります。何人かそういう人を見てきましたが、周りから人がいなくなり、「高転びに転ぶ」パターンに陥ると思います。

・「虫のいいこと」(P.194,195)・・・人は信じたいものを信じる、不都合なことより虫のいいことを信じたいものだと思います。ある分野ではそうでなくても他のある分野ではそうであったり、人は弱いものなので、自分も意識して気を付けたいと思います。

・「正常心」(P.210,211)・・・今でも不景気だということに甘えて、自分自身が努力して何かしようとしない人は多くいると思います。「非常」に対しての「正常」心とは言い得て妙な表現だと思いました。

・「自分の非」(P.232,233)・・・自分の非を認めること、そのために必要な誠実さは大事だと思います。

・「勤勉の徳」(P.234,235)・・・勤勉の習性を身に付けるために、まず日々を勤勉につとめる努力。これができるなら大概のことをできるようになると思います。(けれどそれが難しいです)

○所感

・「続・道をひらく」も読んでみました。「道をひらく」に較べて、商売や経営に関する内容は少なく、人生に関することや国に関することが多くなった印象です。人々や国家・政治家に対する警鐘のような内容が多かったのは、「道をひらく」が出版されてからの10年で世の中が不安定になっていたということでしょうか。(ちょうど為替の変動相場制移行やオイルショックがあった時期) また、松下幸之助さんも引退した時期(1973年現役引退)であることも関係がある気がします。

・子供の育て方に言及している内容があったので、松下家の一族はどうなったのかな?と思い、ネットでいろいろ見てみましたが結論が出ませんでした。