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【GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」】レポート

【GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」】
リンダ・キャプラン・セイラー (著), ロビン・コヴァル (著), 三木 俊哉 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4822251926/

○この本を一言で表すと?

 苦労して成功した経営者2人の成功哲学の本

○この本を読んで興味深かった点・考えたこと

・日本ではダイヤモンド社の「GRIT」より後に出版されましたが、アメリカではこの本が先に出版されたようなので内容が気になって購入しました。
研究者である著者によって書かれたダイヤモンド社の「GRIT」と違って、経営者の苦労話や資質についてのトピックを並べた内容になっていました。

・各章の最後に「グリット養成法」としてワークやワンポイントアドバイスが述べられていました。

第1章 なぜ「グリット」が大切なのか

・才能にうぬぼれるのではなく、やり抜くこと、それだけが成功に必要な要素であるとマイケル・ジョーダンなどの成功者の例と著者2名の例で説明されていました。
よくある頭文字の当てはめですが、GRITは「Guts(度胸)」「Resilience(復元力)」「Initiative(自発性)」「Tenacity(執念)」で構成されていると書かれていました。
個人的には復元力が大事なのではないかと思いました。

第2章 「才能」という神話

・才能がある、と規定された子供たちがそうでない子供たちと比べて成功したという有意なデータが得られなかったことが説明されていました。
子供の頃は標準以下と言われたベンジャミン・フランクリン、トーマス・エジソン、ウェインディーズの創業者デイブ・トーマスなどが成功した事例も併せて挙げられていました。

・この章のグリット養成法の「入念すぎるほどの準備を」「まずはチャレンジ」「30分余計にがんばる」は、グリットに関係があるかはともかくなかなか有用そうだと思いました。

第3章 夢を捨て去れ

・夢を見るのではなく、具体的に動いて結果を出すことの方が大事だということが書かれていました。

第4章 安全ネットなしで

・安全なバッファーを持たずに自分を投げ出すチャレンジをすることについて書かれていました。

第5章 ウェイトトレーニング=待つトレーニング

・待つこと、退屈に耐えること、忍耐することなど、何かのために「何もしない」ことの重要性について書かれていました。

第6章 竹のようにしなやかに

・前向きな思考、ポジティブな思考で物事に取り組むことでよい結果が出ることの事例が挙げられていました。

第7章 期限は無限

・80代、90代になってもチャレンジし続けた人の事例を挙げて、人がいつでも挑戦できること、いつでも成長できることを、脳科学や労働生産性の見地からも説明されていました。
60代になっても仕事の能率等は向上がみられるケースもあるそうです。グリットには関係がないかもしれませんが、いつになっても成長できるということはかなり重要な考え方だと個人的には思いました。

第8章 グリットは善をめざす

・どんな環境にあってもグリットは誰にでも発揮し得る資質であることが書かれていました。

○つっこみどころ

・全体的にまとまりがなく、章の中でも一貫性がなく、分かりづらい本だなと思いました。

・グリットとあまり関係のないテーマの記述が半分以上で、既存の自己啓発書の内容をかき集めたような内容でした。