【決定版 仕事は楽しいかね? 会社の宝になる方法】
デイル ドーテン (著), 太田 清五郎 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4877712119/
「決定版 仕事は楽しいかね? 会社の宝になる方法」はもう絶版になっていますが、元の内容が同じで翻訳者が違う「仕事は楽しいかね?《最終講義》」があります↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4877712976/
○この本を一言で表すと?
「愛される非常識人」についての本
○概要
・「会社の宝」は仕事を特別にしてくれる人。完璧以上に素晴らしい社員。
・優れた非常識な人々は「他にどんなことが試せるか?」「もっと良くできないかなあ?」「どれだけ素晴らしくできるだろう?」といった言葉を投げかける。
・目指すべきは「非常識な行動」。常識という曲者が人々を凡庸の罠に陥れる。
・偉大な社員はろくでもない上司に仕えるのではなく、部署や会社全体を変えようとする。最高の社員になるつもりなら、待っていないでとにかく実行する人間、周りのレベルを引き上げる人間になる覚悟がいる。
・特別な人は、あらゆる機会をとらえて人とは違う存在になろうとする。
・何にも分かっていない上司ほど、自分はいろんなことを知っていると勘違いしている。聡明な人間は謙虚である。「無知は、知識よりずっと人に自信を与えるものである。(by ダーウィン)」
・最高の人材ほど答えよりも質問を多く持っていて、頭脳のネットワークを持っている(知っている人を知っている)。
・誰かが「完璧だ」と言うやいなや、頭脳の働きはシャットダウンされてしまう。創造性をオフにしてしまう。
・本当に優秀な人は、自分の前の案よりもっといい案を出せると信じて自分の案を捨てることができる。「最初の解決策は人からの借り物、二つ目の解決策は常識の範囲内、三つ目の解決策が天才のアイデア」
・最高の社員が人とは違う考え方をするのは、人より多くのことを知っているから。彼らが多くのことを知っているのは、人より多くの質問をするから。
・仕事に情熱を注ぐ人が成功を手にしやすいのは、情熱がアイデアを引き付ける磁石だから。
・最高の社員は、与えられた仕事以上のことをすることで、職場全体の意識を高め、周りの人々をも向上させる。
・四つの美徳(広い心、勇気、思いやり、寛大さ)
どこからでも、どんな人からでも新しいアイデアを見つけてくる人は、心の広い人
実験を愛し、よく学ぶ人は、勇気のある人
決して最後まで到達できないと分かっていても理解しようとする人は、思いやりのある人
求められていないのに与える人は、寛大な人
○感想
・この本は、マックスの「最終講義」と位置付けているだけあって、「仕事は楽しいかね?」と「仕事は楽しいかね?2」と重複するところが多いですが、より具体的な例が多く挙げられていました。