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【新訳・茶の本】レポート

【新訳・茶の本】
岡倉 天心 (著), 大久保 喬樹 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4043093039/

○この本を一言で表すと?

 茶道にほとんど触れずに茶道に連なる考え方を解説することで茶道を浮き彫りにした本

○よかった点

・茶道は禅からきている、という話は聞いたことがあるが、禅は道教からきているということを知り、茶道と道教・老荘思想が深い関連があるというのはイメージしやすく、腑に落ちました。

・大陸の国家は興ったり潰れたりしていて、日本はずっと続いているから文化が蓄積している、というのは面白いなと思いました。(ただ、天皇制度が続いているだけで文化が変わらず存続しているわけではないような気もします。ただ、文化財が残っている、という点では妥当かも。。。しかしそれも、岡倉天心がフェロノサと日本美術の再興を進める前に廃仏毀釈により国宝級の仏像が4割ほどダメになったとか。)

・固形の茶を煮立てる「団茶」、粉末の茶を泡立てる「抹茶」、葉のままの茶を浸す「煎茶」という区分をこの本で初めて知りました。

・日本人でもなかなか理解できない概念を海外に説明しようとする意図がしっかり伝わる内容だと思いました。

・饗庭篁村の語るエピソードがやたらと面白かったです。(P.192、193)

○参考にならなかった所、または突っ込みどころ

・岡倉天心は女性関係についてやんちゃしすぎだと思います。(異母姪の貞、上司の妻の初子、ベンガルのバネルジー夫人)

○実践してみようとおもうこと

・西洋に東洋の考え方を伝えるために、双方の概念をしっかりと学んでいる、そのやり方を参考にしようと思います。