【マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則】
ピーター・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478410232/
○この本を一言で表すと?
格調高い経営学の古典
○よかった点
・昔からいろんな人に読まれ、いろんな経営学書の原点となっている本を読めて良かったと思いました。
・「知りながら害をなすな」(P.111~)の考え方は確かにプロの倫理だと思いました。
・組織構造について、状況によって適した組織が異なるという考え方は現在にも繋がるバランスのいい考えだと思いました。
・「イノベーション」が「技術革新」ではなく、価値の革新という考え方は正しいと思いました。
・「マネジメント」の後で「もしドラ」を読んで、情報の取捨選択、ストーリー化の手法が学べました。
○参考にならなかった所、または突っ込みどころ
・格調高い文章だが、修辞的な表現を無くせば分量が3分の1くらいになるのではと思いました。
ドラッカーの思考を記述してありますが、簡潔に説明できないということはドラッカー自身も整理できていないのではと思えました。
・内容が詰め込まれ過ぎていて要点が分かりにくいと思いました。
・当たり前のことが長々と書かれている印象がありました。「マネジメント」以後にいろんな経営学書で引用されているからそう思えたのかもしれませんが。