【ゼミナール マーケティング入門】
石井 淳蔵 (著), 嶋口 充輝 (著), 余田 拓郎 (著), 栗木 契 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/453213272X/
第1章<市場をつくり出す企業活動>
○マーケティング
顧客との関係の創造と維持を企業活動を通じて実現(P.31)
○2つの一貫性
内的一貫性と外的一貫性(P.37)
・内的一貫性:マーケティング・ミックス相互の一貫性
・外的一貫性:3C+取引+マクロ環境とマーケティングミックスの一貫性(SWOT分析等)
○マーケティング・マネジメントの作業フロー(P.45)
ステップ1 マーケティング目標の確認
ステップ2 TPC(ターゲット、ポジション、コンセプト)の設定
ステップ3 マーケティング・ミックスの策定(内的一貫性)
ステップ4 3C+取引の検討
ステップ5 実行と再点検
<演習問題>
1.事業の創造と維持におけるマーケティングの役割を整理。
⇒
事業において必須の「顧客の関係」を始めとした利害関係者との関係をトータルで管理する枠組み
2.プッシュ戦略の採用が望ましいのは、企業がどのようなマーケティング環境に直面している場合か。
⇒
・新製品等の認知度の低い商品
・信頼関係が重要となる商品(高額商品、アフターフォローが必要な商品)
3.具体的な製品・サービスを取り上げ、マーケティング・ミックスの整合性を検討。
⇒
ロート製薬の「T11」(高額な目薬)
・TPC
ターゲット:目を大事にする人(PCの画面と向き合う等)
ポジショニング:通常より大きなコストを払ってでも目の問題を解決したい顧客
コンセプト:3つの主要成分を限界まで
・マーケティング・ミックス
製品:コンセプトと同様
価格:最も高額(効き目がありそう?プラシーボ効果も?)
プロモーション:成分をアピール。薬局にコーナーを作り場所を確保
流通チャネル:他の目薬と同様だが、安さが売りのドラッグストアにはあまり置いていない
4.同一の製品・サービスでもマーケティング目標が異なればTPCおよびマーケティング・ミックスが異なることを検討。
⇒ ○服飾品
・若い人向けブランド
マーケティング目標:ブランド認知度向上
ターゲッティング:若くてオシャレに気を使う人
ポジショニング:厚利少売
コンセプト:ハイコスト・ハイセンス
4P:良いものを高額、自ブランドのショップ、口コミ
・ユニクロ
マーケティング目標:市場シェア確保
ターゲッティング:フルライン
ポジショニング:薄利多売
コンセプト:低コストでそれなり
4P:そこそこの商品を安く、自店舗を増加し、CM等で大々的に