
【ウクライナ戦争】
小泉 悠 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4480075283/
○この本を一言で表すと?
2022年9月時点のウクライナ戦争事情の本
○よかったところ、気になったところ
・ウクライナ戦争直前のゼレンスキー大統領の動きが興味深かったです。
ロシアに対する対話路線や、新ロシアの政敵メドヴェチェークに対する弾圧など、戦争突入後のイメージとはかなり異なる動きが見られたようです。
戦争突入後にキーウを脱出しない、という選択がゼレンスキー大統領の立場を圧倒的に押し上げたというのは興味深いなと思いました。
・戦前の分析、戦争から数ヶ月の分析、その後の分析と時期別の細かい事情の説明があり、プーチン大統領の軍への細かい介入など、様々な要素が検討されていました。
・なぜ侵攻したのか、という点について、「ウクライナ政府がネオナチ的」「大量破壊兵器を保有」「NATO加盟」の3点をプーチン大統領が主張しているらしいですが、それぞれ妥当でないことを検討していました。
特にNATO加盟について、ロシアに近接するフィンランドとスウェーデンのNATO加盟についてはそれほど深く追求していないことを挙げ、プーチン大統領自身の思想の要素がかなり大きいことが想定できるそうです。
