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【ビジョナリー・ピープル】レポート

【ビジョナリー・ピープル】
ジェリー・ポラス (著), スチュワート・エメリー (著), マーク・トンプソン (著), 宮本 喜一 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4862761003/

○この本を一言で表すと?

 永続的な成功を成し遂げる人に共通する要素が書かれた本

○概要

・この本で言うビジョナリーな人は「20年以上活躍し続けて実績を残した人」

第1章 改めて成功を定義する

・ビジョナリー・ピープルの本質的な要素は意義・思考スタイル・行動スタイルでありそれを調和させること(自分にとっての生きがいとは何か、ということを強く意識し、そしてその次に自らの行動を一致させて自分なりの意義を定着させる)

PART1 意義——彼らは、なぜ成功し続けられるのか

第2章 情熱と意義を追求する

・大好きなことを最初からすること、自分がしていることに愛情を注ぐことが大事。

第3章 情熱はひとつだけではない

・マヤ・アンジェロウは8歳の時に母親の愛人に性的暴行を受け、ケーブルカーの運転士、ナイトクラブのダンサー、売春宿の女将などをして必死に生計を立てながら、アフリカ系アメリカ人初のベストセラー作家、詩人、エミー賞受賞の女優兼プロデューサー、大学教授、公民権運動家などになった。
アンジェロウは世間的な成功に価値を置かず、問題を変えること、変えることができなければ視点を変えることで自分の意義ある人生を創造した。(P.76~)

・答えはただ一つだけではなく、情熱を向ける先を一つに向けなければならないわけでもない。またバランスをとらないといけないわけでもない。あらゆる情熱が貴重。

第4章 誠実な姿勢をつらぬく

・読書障害のリッキーはラグビーのスポーツ奨学金で大学に行こうとしていたが16歳の時怪我でその目標を断たれた。
ロックとパーティーが大好きだったので全身全霊を向けて両方の専門家になろうとした。
読書障害だったため、なんでも徹底的に単純化して読み解く術を身に付けた。
そして20歳でレコードの通信販売会社を設立。(リチャード・ブランソン)(P.110~)

・ビジョナリー・ピープルは自らの価値観に誠実に生きている。
ビジョナリー・ピープルである億万長者に「なぜまだ働いているのか?」ということは見当はずれ。(仕事自体に情熱を感じている)(P.114~)

・ジミー・カーター元大統領は貧困地域で生まれて大統領になり、続投の大統領選で敗北した後、平和活動(北朝鮮、キューバ、南スーダン訪問)、貧困撲滅活動などを通してノーベル平和賞も受賞。(P.124~)

PART2 思考スタイル——究極の変身は頭の中から始まる

第5章 静かな叫びに耳を傾ける

・幸せな結末は自分の生きがいについてかたる小さな声に耳を傾けることから生まれる。

・夢をあきらめさせる四つのワナ(キャリアへの固執、BSO(Bright Shiney Object)への憧れ、コンピテンスの誘惑、ORの呪縛)

・BSOを手にしているビジョナリー・ピープルはいるが、それ自体を目的にしていたビジョナリー・ピープルはいない。ものに持たれてはいけない。

・自分が持っているスキルから無難な道を選ぶことは相当優秀と秀逸の前者に繋がる。それは50点の人生といつまでも続く成功との違いに匹敵する。

・「人がバカになってしまうのは、何もしないで、グチばかり言っているせいです。」(サリー・フィールド)

第6章 カリスマは大義に宿る

・カリスマは大義に宿る。ビジョナリーな人の個性は千差万別で、個性によって成功が決まるのではなく、個性を糧にして何をするのかが大事。
ビジョナリーな人は、自負心というものはささやかな勝利を積み上げて毎回少しずつ良い仕事をするところから生まれると考えている。

第7章 失敗を糧にする

・永続的な成功をおさめている人たち全員に共通しているものがひとつだけあるとすれば、それは、彼らはみな失敗の達人だ、といこと。
ビジョナリーな人は「前向きな態度」で失敗に対する態度を繕ったりせず、経験から学び、目標を達成することで繕う。
失敗して成長するビジョナリーな人はこのプロセスを繰り返すことで自分のDNAを書き換える。
失敗が称えられることはないが、辛辣な批評を受け止めて失敗から学び、自分自身の生きがいに打ち込む。

第8章 弱点を受け入れる

・弱点自体が悲劇の原因なのではなく、弱点との関わり方が悲劇の原因となる。
読書障害や身体障害になっても、それを利用して永続的な成功に繋げた人たちがいる(アインシュタイン、エジソン、フォード、ベル、ドクターV、ガンジー)。ビジョナリーな人は悲劇を越えて未来をつくる。

PART3 行動スタイル——生きがいのある人生を紡ぐ

第9章 思いがけない幸運に備える

・ビジョナリーな人は思いがけない幸運に「備えている」。
「待っている」のではなく。幸運がやってくるかどうかはまさにその人の運次第だが、やってきた幸運を捉えることができるかどうかはその人次第。(セレンディップの三人の王子、高校時代に新聞配達事業を始め、郵便によるビジネスモデルの可能性を感じたマイケル・デル、クロトンビルである大佐に指摘されてナンバーワン・ナンバーツールールを考え直したジャック・ウェルチ、社外の人をイメージすることで中核事業から撤退できたアンディ・グローブ)

第10章 論争を盛り上げる

・ビジョナリーな人は論争をいとわない。
建設的な論争が協調を生むと考えていて、「時」と「場所」を用意している。人の心を動かすことが重要だと感じている。
自分の目標にひたむきになっていても成果を上げる他の方法を教えてくれるアイデアに耳をふさいだり、検討の対象から外すようなことをしない。

第11章 すべてを結集させる

・ビジョナリーな人は人生のある時点で「われわれはみな、ひとりで生きている」という固定観念を克服してきた。
ビジョナリーな人は直接会う人たちの多くは自分のコミュニティやチームのメンバーになる見込みがある人たちだ、と考えている。
自分の組織から離れて競合関係になったとしても、人間関係はいつまでも続くと信じている。
ビジョナリーな人は情熱を向けていることについての専門家だが、知らないことも多く、その知らないことについて「私にはわからない」と言える。
奇跡(通常とはかけ離れた現実の出来事)を実現するのは遺伝子、それとも環境のなせる業か、という議論で、前者は手の打ちようがないが後者は様々な手が打てる。
ビジョナリーな人は後者に集中している。