
【Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2010年 11月号】
https://www.amazon.co.jp/dp/B004438NSA/
【戦略的提携を実現するバランス・スコアカード】
○バランス・スコアカードの概要
・4つの分野(視点)・・・社員と組織、ビジネスプロセス、顧客価値、財務
・戦略テーマ・・・4つの視点に沿った戦略。プロセスに分解して各プロセスごとに目標・ゴール、評価指標、具体策を定める。
・戦略マップ・・・4つの視点、戦略テーマの関連、時系列を一覧化し、各要素の進捗を定期的に更新する。
(スコアカードの単位は戦略テーマごと)
○戦略的提携(アライアンス)の問題点
・「アライアンスによって何を得るか」より、SLAを重視しがち
⇒当初合意した業績測定の評価指標に固執
⇒ビジネス環境が変化するにつれて現状にそぐわなくなる・・・が変更困難
<ソルベイ社とクインタイルズ社の事例>
○前提
・各社バランス・スコアカードを作成していた。
・問題点が3点あった。
①共同戦略よりアライアンスの契約条件(SLA)重視
②戦略のマネジメントより社内への売り込みの労力発生
③戦略の実行より自社利益に集中
○アライアンスにスコアカードを利用
・4つの分野の内、「財務」を「利害関係者への成果」に変更
・アライアンスの戦略テーマを策定
①アライアンスを生かす環境づくり②コラボレーション③スピードとプロセス改善④成長⑤両社への価値
(それぞれ4つの分野の1つまたは複数に該当)
・ガバナンス構造を打ち立てる
全体管理(戦略、業務プロセス)、個別管理(戦略ごと、プロジェクトごと、スタッフ)
⇒PDCAを回す
<所感>
・2005年頃に読んだバランス・スコアカードの本(※1)は4つの分野における数値化可能なKPI(Key Performance Indicator)、KM(Key Metric)を設定し、「経営は全て可視化できる」というコンセプトでしたが、かなり異なった内容だと思いました。(定性的な目標にも柔軟に対応可能)
・この手法を導入することで得た実績とこの手法を導入するコスト(資金・労力等)が、どの会社の規模でどのレベルの導入なら見合うのか知りたいと思いました。
(立ち上げ当初の会社ならKPI、KMを設定してその数字を追う方がわかりやすい?)