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【「イギリス社会」入門―日本人に伝えたい本当の英国】レポート

【「イギリス社会」入門―日本人に伝えたい本当の英国】
コリン・ジョイス (著), 森田 浩之 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4140883545/

○この本を一言で表すと?

 イギリスを離れていたイギリス人がイギリスを再発見したことを書いた本

○この本を読んで面白かった点

1 階級

・イギリスの現代の階級の感覚が分かってよかったです。今までイギリスの階級はもっと厳しいものだと思っていました。

2 天気

・ロンドンはいつも雨のイメージで、実際にその通りらしいですが、年間の降水量は東京の半分で、札幌よりも北にあるのに温暖というのは意外でした。
気温の変化が少ない割に日照時間の変化が大きいというのは面白かったです。

3 国旗

・イギリスの国旗は4地域-1地域の合成だというのは面白かったです。
ウェールズがイングランドと別扱いだったということを初めて知りました。
ニュース(特にスポーツ)で「イギリス」と「イングランド」を使い分けているのはなぜかなと思っていましたが、やっと疑問が解けたように思います。

4 住宅

・イギリス人にとって住宅の話題が一番好きというのがちょっと日本人と重なって面白いなと思いました。
持家に対するこだわりは日本以上な気がします。
住宅価格の高騰が内閣の支持率に繋がるというのも関心度合いがわかって面白いです。

5 料理

・イギリス料理がフィンランド料理の次にまずいと言われるそのフィンランド料理が気になりました。
スコットランドがイタリアで試合したときの「おまえらのピザを揚げてやる!」というチャントは面白いなと思いました。

8 表現

・英語を話すイギリス人一人に対し英語のネイティブスピーカーが5人いて、しかもイギリス英語よりアメリカ英語の方が親しまれているということを日本に置き換えたら確かになんだかなと思いました。(中国人の半分が日本語ネイティブで表現に違和感があるけど中国日本語の方が世界的に親しまれている、とか)
あといろんな皮肉の表現が面白いなと思いました。(口ばかりでズボンなし、とか)

12 紅茶

・お茶に対するイギリス人の愛着はすごいなと思いました。(「tea and sympathy」という表現など)歴史的にもお茶が原因で戦争したりしていますし。

13 飲酒、14 酒場

・イギリス人のお酒に対する愛着もすごいなと思いました。
昼間っから酒を飲んでいるイメージがありましたが、それはそれほど間違ったイメージじゃないかなと思いました。

15 歴史

・モルドンの戦いで公平さを優先した愚かしい軍事的決断で敗北したサクソン伯爵ブリュフトノスが英雄として像が作られているというのは紳士の国らしいかなと思いました。
中国の「宋襄の仁」と同じような話で、ある意味世界共通の話かなとも思いました。

17 風物

・イギリスはいろんなスポーツの発祥の地ですが、確かに上手にプレイすることを他の国に譲っている国だなと思いました。

19 品格

・イギリスは緑豊かな国のイメージがありますが、「パブリック・フットパス」や「散策の自由法」を整備して意識的にそう保っているというのは興味深かったです。