【日本人のためのアフリカ入門】レポート

【日本人のためのアフリカ入門】
白戸 圭一 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4480066012/

○この本を一言で表すと?

 現地経験のある日本人が書いた、日本人のアフリカ観フィルターへの警鐘

○よかった点

第2章

・日本の報道は欧米の報道の追随、ということが時系列の報道状況を通して知ることができました。

・「紛争といえば部族対立」で昔からの事情だから仕方ないのかという先入観を持っていましたが、現代政治の結果ということを知ることができました。

第3章

・この本で日本がTICAD(アフリカ開発会議)を主催していたことを初めて知りました。
また回を重ねるごとにアフリカの状況が変わってTICADの位置づけが変わっていくのも興味深かったです。

第4章

・アフリカと日本を比較して、日本のほうが自殺率が高いのは「世間、世界が狭いから」という結論に納得できました。

○参考にならなかった所、または突っ込みどころ

・著者は日本人のアフリカ観フィルターに加担してしまったことを悔いていますが、どういう点で加担したのかにそれほど触れていなかったです。

○実践してみようとおもうこと

・この本で得た見識を参考に、他のアフリカに関する本も読んでみようと思います。

・第4章の日本人のストレスの原因「世間が狭い」に着目して、世間を広くする企画を考えてみようと思います。

○その他感想

・「相手がアフリカ人だから事実を改ざんして報道できる(第1章)」は「日本だと相手が白人じゃないから原爆を落とせる」の感覚に近いなと思いました。

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