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【マルクス・アウレリウス『自省録』 2019年4月 (100分 de 名著)】レポート

【マルクス・アウレリウス『自省録』 2019年4月 (100分 de 名著)】
岸見 一郎 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4142230972/

○この本を一言で表すと?

 「自省録」を4つの視点でまとめた解説の本

○面白かったこと・考えたこと

・アドラー心理学について書かれた大ヒット本「嫌われる勇気」の著者が肉親や自身の病で弱っているときに「自省録」に助けられたこと、どういった内容が助けになったのかが書かれていて、著者の主観も交えて解説されていてわかりやすかったです。

・「自省録」の中で私が一番印象に残ったのは自分に起こったことは自分の責任であり、周りの何者も自分に対して自分が認めない限りは影響を与えないこと、自分次第で周りをコントロールできなくても自分自身はコントロールできることですが、その内容については私とは若干違う捉え方で、各回で少しずつ取り上げられていました。
「自省録」に限らず、ある本を読んで何が印象に残るのか、何を得るのかは異なるのだなと改めて思いました。

第1回 自分の「内」を見よ

・自分自身を見つめ続けること、自分の内にある「善」を探すこと、自然と一致すること、等についての内容が採り上げられていました。

第2回 「他者」と共生する

・過ちは無知から生まれること、寛容を示し賞賛を求めないこと、自身の感情をコントロールすること、等についての内容が採り上げられていました。

第3回 「困難」と向き合う

・運命を受け入れること、「善悪無記(善でも悪でもない中立のことがら)」のものに執着しないこと、耐えられない試練はないこと(あれば死ぬのみ、という割り切りがこの本では採り上げられていなかったが「自省録」にあり)、等についての内容が採り上げられていました。

第4回 「今、ここ」を生きる

・過去でも未来でもなく「今」しかないこと、過去にも未来にも囚われないこと、共同体の中で生きるということ、等についての内容が採り上げられていました。

○つっこみどころ

・「自省録」の著者のマルクス・アウレリウスを無批判に肯定し過ぎではないかと思いました。
NHKの放送の内容なので、否定的な面をあまり述べない構成にしているのかもしれませんが。