【21世紀サバイバル・バイブル】
柘植 久慶 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4087477614/
○この本を一言で表すと?
元傭兵が書いた積極的(攻撃的)サバイバル・マニュアルの本
○この本を読んで興味深かった点・考えたこと
・非常時には非常時の振る舞いがある、という点をかなり追求した本で、自らを害する者を徹底的に排除することを推奨している本でした。
今の日本で実践すると過剰防衛として訴えられそうな内容ですが、犯罪者の権利より自分の生存権を優先するのであれば、個人的にはアリかもしれないなと思いました。
・18の分野で最悪のケースを想定してその時どう動くかということが書かれていて、極端ではありますが、最低のラインを想定して動けばかなり生存確率が上がりそうだと思いました。
・自然災害だけでなく犯罪や詐欺、金融トラブルについてまで書かれていて、いろいろなケースで考えさせられました。
・「こうした方が良い」と一般に言われている行動についてもいくつか疑問が提示されていました。
飛行機のシートベルトは墜落時には危険だということが聞いたことがありましたが、シートベルトと自分の体の間にクッションとなる物を挟むことや、座席の上で独自の対ショック姿勢を取ることは、確かに良さそうだと思いました。
当たり前のこと、誰もが行っていることでも一旦疑ってみて、考えるという習慣は重要だと思いました。
・個人的には過剰防衛以外の件でも確率の低いことに対して労力が見合っていないと思える過剰対応と思えることもいくつかありましたが、この辺りは何を重要視するかの個人の感覚も関わってきそうだと思いました。