【世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術】レポート

【世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術】
マイケル・S・スウィーニー (著), ナショナル ジオグラフィック (編集)
https://www.amazon.co.jp/dp/4863131461/

○この本を一言で表すと?

 極端な環境において生き残るための要素が詰め込まれているサバイバル・マニュアルの本

○この本を読んで興味深かった点・考えたこと

・極端な環境においても生き抜く方法について書かれていました。
極端すぎて身の回りにそのまま適用できそうな事例は少なかったですが、身の回りのものを今まで考えていた用途以外に使用する考え方などがいろいろ学べました。

・基礎的な考え方と、温帯林、湿地と熱帯雨林、高山、砂漠、極地と亜極圏、水上、自宅、自然災害の8分野との章が分かれていましたが、身近そうな章でもかなり極端な内容ばかりで、普段自分が想定したこともないような環境になった時にどう振る舞うべきなのか、かなり想像力が掻き立てられて面白かったです。

・各環境についてどのような準備をして、どのような状況がありえてどのように対処すべきかが書かれていて、いざ自分がそういった環境またその周辺に行くことになった時は(あるかどうかは分かりませんが)、必ず読み返すだろうなと思いました。

・各章の最後に書かれている「HOW I SURVIVED」はどれも各環境で死にかけたエピソードで、ナショナル・ジオグラフィックに所属しているメンバーはみな誰もがこのような体験を一度でもしているのかと思うと、とんでもないメンバーだなと思いました。

・サバイバル術を身につけていないか、身につけていても実践できなかったために死んだ人のエピソードも書かれていて、そういった環境の厳しさと、本当の意味で「失敗できない環境」という場所のすごさは、文章で読んでいてもいくらかその厳しさが伝わってきました。

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