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【戦略不全の論理】レポート

【戦略不全の論理―慢性的な低収益の病からどう抜け出すか】
三品 和広 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4492521496/

○この本を一言で表すと?

 ゼミナール経営学入門著者の伊丹教授の弟子が書いた企業分析の本

○よかった点

・1960~2000年の40年間の超長期にわたる変化を分析することで、戦略の効果を見ているところはなかなか説得力があると思いました。

・戦略の根本を「事業観」において、その事業観を「意味解釈の体系」「因果関係の体系」「優先順位の体系」「事業認識の体系」「確信命題の体系」に区分しているところが面白かったです。(P.168~172)

・経営者の重要性・・・全体を動かすための戦略は経営者にしか構築・実行しえない、というのは極論ではありますが、一理あると思います。
経営者の意思決定が企業の行く末を決めている、その重要さを感じました。

・典型的日本企業の経営者が保守的になってしまう、その理由に納得できました。(創業者と操業者の違い)

・「ゼミナール経営学入門」で出てきた考え方がところどころ出てきていて面白かったです。(目的と手段の循環構造、とか)

○参考にならなかった所、または突っ込みどころ

・1960~2000年の変化と2001年以降の変化は質が違うように思えます。
コンティンジェンシー・プラン的な不測の事態に備える考え方がなかったですが、その辺は次回作以降に書かれているんでしょうか?

・統計の母集団や事例として紹介されていた企業の数が少ないので、データによる証拠づけとしては弱いように思いました。

○実践してみようとおもうこと

・経営者としての意思決定ができることを意識して自分の「事業観」を養わないといけないなと思います。

・経営者になった時に自分の責任を自覚し、その責任を全うできるような人間になるよう努力しようと思います。

・自分の後継者をどう育てるか、経営者になった時はそのことも忘れずに考えたいと思います。