【戦争を始めるのは誰か】レポート

【戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実】
渡辺 惣樹 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4166611135/

○この本を一言で表すと?

 偏った思考による歴史修正主義擁護の本

○よかったところ、気になったところ

・著者は大恐慌時の米大統領だったハーバート・フーバーの著作「裏切られた自由」を翻訳した人で、チャーチルとフランクリン・ルーズベルトを徹底批判していました。

・かなり攻撃的にチャーチルとフランクリン・ルーズベルトについて記述していますが、他の本で読んだこの2人についての記述とそれほど変わらず、記述自体はそれなりに正確そうに思えました。採り上げ方はかなり選択的で誘導的であるようにも思えましたが。

○つっこみどころ

・注が多いものの一つのテーマに対してはほぼ1人か2人の著作からの注で、少ない情報から結論を導き出すようなところが見受けられました。

・ごく一部の人物が歴史を決めた、という主張が強かったです。
「第一次世界大戦はチャーチルの策謀でドイツ悪玉説と兵糧攻めで勝利」「ソ連のスパイだったロークリン・カリーの分析を信じてフランクリン・ルーズベルトは赤字財政を進めた」「アメリカは日本の満州事変を許容していたのに日本嫌いのスチムソン国務長官とホーンベック極東部長により日本が孤立した」「スターリンの信奉者だったニューヨーク・タイムズ紙モスクワ支局長のウォルター・デュランティの意見でフランクリン・ルーズベルトはソ連の国家認定を進めた」

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