
【国衆 戦国時代のもう一つの主役】
黒田 基樹 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4582860036/
○この本を一言で表すと?
「国衆」というカテゴリーの設定とそこから見た戦国時代分析の本
○よかったところ、気になったところ
・「国衆」という存在を考えると歴史小説の前提などがいろいろ崩れそうだなと思いました。
・「国衆」は著者が1990年代に学術用語化を試みて定着していった言葉だそうです。
・「国衆」は戦国時代特有の存在で、戦国大名と併置して戦国国衆と呼んでもいいそうですが、戦国時代にしか存在しないので「国衆」でいいそうです。
・「国衆」は戦国大名と同様に、領域内の支配権限を持ち、戦国大名も「国衆」の領域には手を出せず、ただ従属する「国衆」へ軍役を課すことができるくらいだったそうです。
・「国衆」を滅ぼすケースもあったそうですが、それはレアケースで、戦に勝利しても自分の側につけることが最終目的だったそうです。
その理由として、人的リソースが足りないため、新たな領地を治める人員を派遣することができず、「国衆」に治めさせて戦の手伝いをしてもらうことが合理的だったそうです。
