【景観からよむ日本の歴史】簡易レポート

【景観からよむ日本の歴史】
金田 章裕 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4004318386/

○この本を一言で表すと?

 景観を地形以外の視点メインで解説した本

○よかったところ、気になったところ

・「地形と日本人」の2ヶ月前に出版された本で、景観に関することでは重複する内容はあるものの、地形より建物や農地、社会的な視点、歴史的な視点がメインの本でした。

・時代による地図の特徴、読み方などについて丁寧に説明されていました。
どのような目的・意図で作成されたかによって書き方が変わる話、実際の位置関係より重要なものが書かれているという話は興味深いなと思いました。

・特定の地域ごとにどのような成り立ちでどのように今の姿に至っているのかが説明されていました。

・景観をベースに歴史を読み解いていく様子が面白かったです。

○つっこみどころ

・岩波新書ではありがちですが、図が少なく、また地域の場所の説明があまりなく、どこの説明をしているのか、その地域を直接知らないとわからないような記述が多かったです。

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