【EQ~こころの知能指数】
ダニエル・ゴールマン (著), 土屋 京子 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4062080486/
○この本を一言で表すと?
情動を理解し、管理する術を述べた本
○よかった点
・全体的にいろんなデータや事例から裏付けられていてよかったです。
・この本が出版されてからかなりの年月が経っていますが、教育への取り込まれ方等が進展したのかどうか、知りたいです。
第一部 情動の脳
・情動の仕組みを生物学的に説いているところが個人的に参考になりました。
⇒仕組みを知れば対処方法を考えることができる。
第二部 EQ―こころの知能指数
・情動管理のやり方を5段階に分けて整理していて、理解しやすいと思いました。
情動自己認識⇒感情制御⇒自己の動機づけ⇒他人の感情認識⇒人間関係処理
第三部 EQ応用編
・家庭、職場、医療と状況別にEQがどう関わるかが整理されているのが面白かったです。
第四部 EQは教育できる、第五部 情動の知性
・EQの学び方や学ぶ環境の構築方法も模索中であるものの書かれていてよかったです。
○参考にならなかった所、または突っ込みどころ
・EQを学ぶ時期は思春期まで・・・と断じているところや、情動は非常に大きな要素であり人間には抗えない・・・というニュアンスには違和感を感じました。
・情報量が多すぎて後半になるほど読み辛さを感じました。(都度出てきた知識を記憶していないと後で意味が分からなくなるような感覚)
○実践してみようと思うこと
・第二部の情動管理は常日頃から意識していようと思います