【インド 成長ビジネス地図】
浦田 秀次郎 (編集), 小島 眞 (編集), 日本経済研究センター (編集)
https://www.amazon.co.jp/dp/4532354412/
・インドの中間層(年所得20万~100万ルピー)と中間所得層(9万~20万ルピー)に分けてみると後者が前者の3倍近く存在しており、中間層の予備軍が厚いことから継続的な成長が望めるなと思いました。(P.69)
・インドの経済成長の要因も多いですが、制約要因も多いなと思いました。インフラ未整備、レッドテープ(官僚主義)、硬直的な労働法規、用地取得問題、労働争議、治安上の問題(P.80~)
・綿花の生産地なので繊維産業が大きくて当然ですが、8,000万人の雇用を支え、GDPの約4%を占めているというのは驚きでした。(P.113~)
・インドのビール会社であるキングフィッシャーが航空産業で第2位のシェアを占めているのに驚きました。(P.134)
・カーストはヴァルナ(バラモン、クシャトリア、バイシャ、シュードラの4種)のことだと思っていましたが、職業別世襲のジャーティーを含めて考えるのだと知りました。インドの「こぼれた水を拭くことしかしない人」などのエピソードで「なぜ?」と思っていたことの理由が分かりました。(P.202~)
・FMCG(日用品)市場が人口の積み上げと個人における消費の拡大の二重の効果で広がることが分かって、確かに将来の成長性がある市場だなと思いました。(P.206~)