• 様々な本、様々な資格の話が盛りだくさん(の予定)

【結果を出すための攻める検問・職務質問】レポート

【結果を出すための攻める検問・職務質問】
宇野博幸 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4908314233/

○この本を一言で表すと?

 職務質問を中心とした現場警察官ノウハウと著者の経験談の本

○面白かったこと・考えたこと

・著者は適切に職務質問を実施できる警察官が犯罪抑止に必要だと考え、実践してきた。

・秋葉原無差別殺傷事件、相模原障害者施設殺傷事件、京都アニメーション放火殺人事件などの犯罪も、職務質問のプロである警察官が加害者を発見していれば防げていたと考えている。

・この本は、警察官に向けて、職務質問のノウハウを伝えたいために書かれた本。

第1章 職務質問指導者への道

・著者は2002年に職務質問の研修を受け、2003年に発足した徳島県警察広域自動車警ら隊の初代小隊長に就任した。
2003年まで全国最下位レベルの検挙実績だった徳島県が、2006年には少人口県では一位の検挙実績に。

・三位一体の乗車位置
 (職務質問で後部座席右側に対象を座らせ、後部座席左側と助手席に警察官が座る。後部座席右側は内側から開けられなくなっていて、助手席からは俯瞰的に対象を観察できる。)

第2章 職務質問指導者としての検挙活動と体験談

・職務質問をすべき車の特徴がある。
 (凹みや擦り傷があり掃除をしていない車両、他県ナンバーで不審な動きをする車両等)

・空白の十五秒
 (やましいことがある者は、突然警察に声をかけるとパニック状態になって心が空白になり、最初の十五秒程度は職務質問している警察官の指示に素直に従う)

第3章 職務質問指導者以前の活動

第4章 地域警察官に言いたいこと

・警察学校や機動隊では長距離を走る体力を鍛えがちだが、実際には短距離走が重要。(逃走した対象を捕まえるため)

・逮捕術は意外と過激。(例:刃物を振るう者にはタックルした後で的確に顔面蹴り)

・車の登録番号は一瞬で記憶すること。(4桁の登録番号と車種と色で99.9%特定できる)⇒1340を「いちさんよんぜろ」の8文字ではなく「いざよれ」の4文字で記憶。

・ゴンゾウに注意。(ゴンゾウとは、交番等の年配の警察官で若手と組みたがり、若手に働かせて自分は楽をするものを表す警察内用語)

第5章 あるべき姿への苦言、提言

・自分の身元がばれないようにする警察官が増加。(パトカーでマスク、地域課長が私服、等)

・運転席に乗りたがる警察官が増加。(助手席に乗ると先に荒事に立ち会わないといけないため)