【明治の外交力―陸奥宗光の『蹇蹇録』に学ぶ】レポート

【明治の外交力―陸奥宗光の『蹇蹇録』に学ぶ】
岡崎 久彦 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/475931170X/

○この本を一言で表すと?

 陸奥宗光「蹇蹇録」解説の本

○面白かったこと・考えたこと

・外交の裏側、公式文書に現れないやり取りを記すメモワールという形式で書かれた文書というのは確かに有用だなと思いました。
いつか「蹇蹇録」を直接読んでみたいなと思います。

○つっこみどころ

・「蹇蹇録」の原文が筆文字のような字体にされていましたが、読み辛いだけで無意味だなと思いました。

・「陸奥宗光とその時代」の抜粋版というか劣化版と言ってもよいくらいのレベルだなと思いました。
その本を読んでいなければ目新しい情報として受け入れることができたかもしれませんが。

・家系図を載せて、著者が陸奥宗光の母方の親戚筋であることを載せていましたが、確かに身内びいきと言えるほど極端に陸奥宗光を評価していて、内容の信頼性をより低下させる情報だとも思えました。

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