
【スパコン富岳の挑戦 GAFAなき日本の戦い方】
松岡 聡 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4166613669/
○この本を一言で表すと?
「富岳」開発の物語の本
○よかったところ、気になったところ
・「富岳」開発のトップが語る富岳の開発プロセスなどが書かれた本でした。
・著者の師匠が任天堂でファミコンを牽引した人で、著者の研究室出身の弟子がポケモンGOの開発者というのは興味深いなと思いました。
・クラウドコンピューティングや量子コンピュータではできないことをスパコンが解決するという立ち位置の説明はなるほどと思いました。
・「京」の100倍以上の性能を京の1.3倍程度の電力で動かすというのはすごいなと思いました。
・スパコンは特化型で使いにくそうだと思っていましたが、富岳が汎用性に気を遣って開発されたというのは初めて知りました。
汎用的なARMを使用し、PCと同じ動きができるそうです。
・電力節約のために一番気を遣ったのが冷却方法で、半導体の性能よりも冷却方法の検討に注力しているのが印象的でした。
空冷より水冷が望ましく、冷却水・油浸潤などを試してボツにし、温水冷却を採用したエピソードが面白かったです。
