【これからどうなる?アメリカ】
ニュースなるほど塾 (編集)
https://www.amazon.co.jp/dp/4309498310/
○この本を一言で表すと?
ざっくりと最近のアメリカ事情について述べた本
○この本を読んで興味深かった点
・国防費が2位から10位までの国の合計をはるかに上回る軍事大国アメリカが、2012年1月に新軍事戦略として太平洋地域に注力する計画を立てたというのはなかなか興味深いです。(P.26~)
・アメリカへの留学生数が減り続け、中国やインドだけでなく韓国よりも少ないというのは日米関係としては不安だろうなと思います。(P.53~)
・FATCA(外国口座コンプライアンス法)はなかなか挑戦的な法律だと思います。(P.68~)
・悪名高いモンサントのGM(遺伝子組み換え)作物ビジネスはインドの農家にもダメージを与えていました。
作物から取れた種を使うことを禁じるというのはなかなかキツイ手だなと思います。(P.76~)
・NATOにおけるヨーロッパのやる気のなさが数字に出ていて面白いです。(アメリカの負担率が75%)(P.106~)
・2011年12月に、西半球でアメリカとカナダだけを除いた33カ国のCELAC(中南米カリブ海諸国共同体)が設立されたというのは面白いなと思いました。
太平洋ではASEAN+3でアメリカを除いた経済共同体の設立を図ったのを妨害していましたが、アメリカは西半球にはそれほど力を入れていないのかなと思いました。(P.114)
・「100年予測」「激動予測」の著者ジョージ・フリードマンが代表を務めるストラトフォー社が2011年12月にサイバー攻撃を受けて個人情報を漏えいした話があって面白かったです。(P.218)