【決定版 実践! RPA】
日経 xTECH/日経コンピュータ (編集)
https://www.amazon.co.jp/dp/4296100327/
○この本を一言で表すと?
RPAに関するトピック集の本
○面白かったこと・考えたこと
・様々な会社の様々な事例や考え方の記事が載せられていて、相反する内容の記事もあって、様々な視点でRPAを考え方ができました。
企業ごとのポジション・トークが際立っていて、隣り合っている記事で互いの考え方を批判するような内容だったりして面白かったです。
・一冊にかなりの情報が盛り込まれていて読み通すのが大変でしたが、それだけの価値のある一冊だと思いました。
基礎編 RPAの基本を知る
・RPAの定義、効果などについての記事がまとめられていました。
実践編 導入の勘所と落とし穴
・「RPA48」として、記事中に48のキーワードを散りばめる形で効果を出すポイントや注意点がまとめられていました。
インタビュー編 キーパーソンが語る活用の意義
・3社で大々的にRPAに取り組んだインタビューが掲載されていました。
どれもRPAというよりIT全般の話でしたが、その中でRPAが存在感を出していることがより分かったように思いました。
事例編 先進企業に勘所を学ぶ
・6社の事例が、どのように導入していったか、その仕組みまで図表を含めて解説されていて、分かりやすい事例集だなと思いました。それぞれ導入企業の担当者が記事を書いていたので臨場感があってよかったです。
解説編 第一線企業が示すRPAの本質
・大手コンサルティング企業、RPAツール提供企業、BPO企業等の意見が記事としてまとめられていましたが、それぞれのポジション・トークが際立っていて、トップダウン・経営者主導派、ボトムアップ・現場主導派、情シス主導派など、自社へ引きこもうとする意気込みがすごかったです。
それぞれ理屈は成り立っていて、視点の違いの問題であったり、ケースの違いであったりして、まとめて読むことで幅広く考えることができたように思いました。
動向編 製品や業界の最新事情
・RPA導入診断ツール、導入指南ソフトなどの周辺産業が立ち上がっていること、みずほ銀行の帳票OCR読み取りなどの大々的な取り組みの紹介、RPA事業者とBPO事業者の競合、ロボ作成ツールなどのAIとの連携の実績などが紹介されていました。