【リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす】
エリック・リース (著), 伊藤 穣一(解説), 井口 耕二 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4822248976/
○この本を一言で表すと?
トヨタ生産方式を企業プロセスに活かした本。
○考えたこと
・著者自身が起業した企業をベースに各原則が説明されているので分かりやすかったです。
・「構築―計測―学習」のフィードバックループは「仕事は楽しいかね?」に書かれていた「試すことに失敗はない」の具体的な実践例で、自分が起業するときには採用したい手法だと思いました。
・「一個流し」や「5回のなぜ」などトヨタ生産方式の考えを無理なく企業プロセスに表現し、古くさく感じさせない取り上げ方がうまいなと思いました。
・MVP(最小限の機能の製品)で試すこと、仮説を構築してすぐに実験すること、途中でピボットする(大きく軸足を移す)ことなど、昔から現代において行われていることが一つ一つ丁寧に説明されていました。
・いくつかある手法のうち、「革新会計」については記載が薄く、内容もイマイチでした。