【HBR 2011年 02月号】「自分のアイデアを支持させる方法」レポート

【Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2011年 02月号】
https://www.amazon.co.jp/dp/B004GLG59Y/

【自分のアイデアを支持させる方法】

○優れたアイデアが受け入れられない理由

よいアイデアを考案しても・・・批判の対象となる。採用されない。サポートが得られない。
⇒組織内で生まれた新しいアイデアを活かすには組織改革が必要
 ⇒組織改革には、コミュニケーションを活発化したり、周囲の支持を得ることが必要
  ⇒周囲の人たちを巻き込むには「ライフ・スキル」(日常の問題に対処する力)が必要。
また、戦略形成ができても戦略の導入で躓くことがある。⇒人間性や集団力学などが原因

○反対者や批判者への対応

アイデアをつぶそうとする人たちが使う4つの方法「脅し」「引き延ばし」「攪乱」「嘲り」
アイデアをつぶそうとする人たちが使う24のパターン(P.76)

⇒5つの対処方法
・トラブル・メーカーを排除するな。招き入れ、敬意を持って接する。
・データや情報で相手をやっつけようとして、とうとうと反論を述べてはならない。単純明快に説明する。
・どんなに相手に食ってかかりたくとも、私情を挟んではいけない。
・グループ全体に目を配りなさい。また、そうなりやすいが、批判してくる相手にこだわってはいけない。
・場当たりは避ける(下準備をする。状況を予測して対応策を検討する。)

○偉大なリーダーたちは物語を語る

 ・グループ内で起こったことや歴史上の出来事に関するちょっとしたこと
 ・感情レベルで相手の心を動かすもの

<所感>

・アイデアや戦略が受け入れられるには土台の醸成、対応策の準備が必要
・いろんな前提が端折られているため、分かりづらい論文だと感じた。

<著作「企業変革力」との照合>

・優れたアイデアが受け入れられない理由
第1段階 危機意識を高める
第2段階 変革推進のための連帯チームを築く
第5段階 従業員の自発的な行動を促す
第8段階 新しい方法を企業文化に定着させる

・反対者や批判者への対応
第4段階 変革のビジョンを周知徹底する

・偉大なリーダーたちは物語を語る
第3段階 ビジョンと戦略を生みだす
第7段階 成果を活かして、さらなる変革を推進する

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