【ブラジルの流儀―なぜ「21世紀の主役」なのか】レポート

【ブラジルの流儀―なぜ「21世紀の主役」なのか】
和田 昌親 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4121020960/

○この本を一言で表すと?

ブラジルの文化・産業・考え方などが浅く広くわかる本

○この本を読んでよかった点

・人口比率0.8%ほどしかいない日系人がブラジルで尊敬を受けていて、華僑や印僑は聞きますが倭僑とはあまり聞かない中で、海外で根付いている日本人がすごいなと思いました。

・レジの対応の適当さ加減が「スーパー玉出」に似ていて面白いと思いました。

・片方の膝をもう片方の膝にひっかける足の組み方が「その手の人」と勘違いされる、と知って電車の中で見るたびにくすっとくるようになりました。

・治安の悪さに驚きました。(人口当たりの殺人発生率が日本の30倍超、夜間に赤信号で止まってはいけない)

・ブラジルのハイパーインフレを止めたカルドーゾ元大統領の手腕が凄いと思いました。

・ブラジルのエタノール自動車への対応の凄さ、フレックス車を普及させていることを知ることができました。

・エンブラエルという航空機で世界三位、中小型航空機では世界一位の会社があったり、いろんな産業があることを知ることができました。

・スペイン人と違ってポルトガル人が奴隷との関係において最も残酷でないヨーロッパ人と言われていて、人種的に混血が進みやすかった、というのが面白かったです。

・ブラジル人のサントス=デュモンが世界で初めて空を飛んだ、ということを初めて知りました。

・三菱家の岩崎家がブラジルで定着していることを初めて知りました。

・ブラジル人がお尻にシリコンを入れるほどこだわっていることを初めて知りました。

・ルーラ大統領、現職のジルマ・ルセフ大統領の背景が分かってよかったです。

・リオからブラジリアへの遷都が行われた理由を初めて知りました。

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