【サイコパスの真実】レポート

【サイコパスの真実】
原田 隆之 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4480071377/

○この本を一言で表すと?

 法務専門官によるサイコパスの多面的な解説の本

○よかったところ、気になったところ

・法務専門官として鑑別所や刑務所での勤務経験もある著者が、サイコパスと接した経験や、サイコパスの定義、要因などについて述べた本でした。

・サイコパスに触れた本は読んだことがありましたが、厳密な定義は初めて知りました。
諸説あるそうですが、「対人因子」「感情因子」「生活様式因子」「反社会因子」の4因子で分類するのが有名だそうで、各因子の内容の説明も述べられていました。

・サイコパスに類似した概念(パーソナリティ障害等)や、マイルド・サイコパス、二次性サイコパス(生まれつきでないサイコパス、狭義のサイコパスには含まれない)などについても紹介されていました。

・サイコパスの遺伝説明率は最も高い身長などと同じ96%という高さだそうです。
一定以上環境が良ければサイコパスとしての反社会的行動が顕在化しないことなども紹介されていました。
一般的な犯罪者に対する治療法はサイコパスには通用せず、むしろ悪化させた事例が多いそうです。

・サイコパスは人口の1%程度らしいですが、社会の敵という見方もあれば、最適な配分として存在しているという見方もあるそうです。
戦争などではサイコパスが英雄となれる資質でもあり、歴史的にはむしろ求められていた時代のほうが圧倒的に長かったのではとも述べられていました。

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