【インドネシア大虐殺 二つのクーデターと史上最大級の惨劇】
倉沢 愛子 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4121025962/
○この本を一言で表すと?
インドネシアで行われた大虐殺とその背景について説明した本
○よかったところ、気になったところ
・当時の関係者へのインタビューや資料、当時の記事などから書かれているドキュメンタリーのような内容でした。
・短い時期を掘り下げているのでかなり細かい事例等が載っていました。
民間人を扇動することによる惨劇と、介入しない先進国の事情の対比が生々しかったです。
・デヴィ夫人の活動が結構載っていて、初めて知ることばかりでした。
○つっこみどころ
・帯に「真相」と書かれていましたが、これが真相というものはなく、わかっている情報を提示しているだけでした。
・主観的な内容が多く、事実と意見の切り分けが必要だと思いました。