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ゼミナール経営学入門 「第11章 インセンティブシステム」

ゼミナール経営学入門 第3版
伊丹 敬之 (著), 加護野 忠男 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4532132479/

第11章<インセンティブシステム>

○個人のモチベーション

・人は一般にどんな欲求をもっているか?

・人は「企業組織に」何を求めるか?

・組織はどんなインセンティブを与えられるか?

○組織のインセンティブシステム

・インセンティブの種類

 物質的インセンティブ⇒生理的欲求、安全欲求

 評価的インセンティブ⇒尊厳欲求、自己実現欲求

 人的インセンティブ⇒愛情欲求

 理念的インセンティブ⇒尊厳欲求、自己実現欲求

 自己実現的インセンティブ⇒自己実現欲求

・見やすい、見えにくいインセンティブ

金銭的報酬、仕事の自由度と権限、仕事の面白さ、社会的な認知

・評価報償システムの影響の多面性

目的整合的な行動の選択、自分の仕事への努力の注入、他の人々との協力、学習、情報伝達

○インセンティブシステムの設計

・何を分配の中心にするか、中心的ではない変数も含めて、全体のバランスをどうするか

・インセンティブ決定のベース(貢献をどう測るか)
 フローへの貢献、ストックへの貢献、調和への貢献⇒組織への貢献⇒インセンティブの分配

・インセンティブのうまい組み合わせ(インセンティブの経済)
 なぜ経済的にすることが必要か?
  競合関係があるため
(原因)物質的源泉の競合、排除性
        ↓
インセンティブの経済
        ↑
(対応策)物質的インセンティブへの依存を小さく、分散(非集中、非相似)、非減算的インセンティブ

・成果主義人事の難しさ

○選択の基本的トレードオフ

・四つのトレードオフ
 燃える人と腐る人、競争と協調、リスクと努力、過去と将来

・総合のバランス


<演習問題>

1.次の三つの職種について、「ひとはなぜ働くのか」についての一般論を考える。 職種間を貫く一般論はどの程度可能か?

①銀行の窓口係 ②メーカーの研究開発担当者 ③事業部長
 ⇒働き甲斐、責任と権限の付与、ライフスタイルと仕事の一致

2.企業成長が人々に与えるインセンティブは非常に重要。そう言われるのはなぜか、企業成長が果たせる役割を詳細に論じる。

 ⇒成長することによる所属している人たちの「地位の向上」
  成長を続けることによる「安定感」(少々の不具合はみえなくなる)
  企業と共に進むことにより自分の成長も⇒将来が開けている感覚⇒一体感

3.給与などの金銭的報酬が組織のインセンティブとして重視される理由を多面的に考える。 また、この傾向が日本よりアメリカの方で強い理由を検討

 ⇒
・金銭的報酬の「金銭」のインセンティブ
・金銭的報酬の額で示される「評価」のインセンティブ(相対評価)
「日本<アメリカ」の理由⇒インセンティブの種類が少ないから(日本は金銭以外の様々なインセンティブがある)
⇒なぜか?1社に勤務する年数が違うことから長期的に効果のあるインセンティブが発生しにくいため