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【企業参謀―戦略的思考とはなにか】レポート

【企業参謀―戦略的思考とはなにか】
大前 研一 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4833416948/

○この本を一言で表すと?

 経営「分析」学の本

○よかった点

・一つの物事を突き詰めて考えるにあたり、大前さんが考えた順に辿っていくので分かりやすい。
(問題解決のフローや、問題分析の視点[目的、立場、時系列などに分解して検討])

・経済学等の予測は外れて当たり前、という話を聞いたことがあるが、この時代以降の動きを結構当てているので大前さんの思考プロセスに信頼がおける。(美容室の「QB」、ライフサイクルの短命化)

・PPMはともかく、ロジックツリーのような今でも利用されている内容が30年以上前から利用されていることが分かった。(使えるものはいつまでも使える)

・原理原則(35年前も今も変わらないこと:既存の考え方を当てはめるだけではなく、自分でしっかり考えること)と、時代が変わって背景・ルールが変わっていることの差が読んでいて面白かった。(時代背景に応じて戦略は変更すべき⇒変化の速い今の時代では特に重要)

・国際情勢や法律(独占禁止法など)が変わり、ルールが変わっているものもあるが、所与の条件が35年前の状態ならこういう考察になるのか、という点で参考になる。

・海外の学校と日本の学校の比較で、日本の学校の本質が昔から変わっていないことが分かった。(戦略を変更すべきなのに変更できていない事例)

○参考にならなかった所、または突っ込みどころ

・30年以上前の内容なので、外れている将来予測がそのまま載せられている。

・新入社員に薦める本だと聞いたことがあるが、管理会計やVA、VEなどの専門用語が頻出するので、ある程度知識がないと難しいのではないか?(続の方?)

・30年以上前にコトラーの言う「マーケティングのコア」に触れている箇所がある(先んじている)・・・と思ったら1999年に追記した箇所でした。

・比較対象として歴史を持ちだしているが、そちらの分析はイマイチ。