【ソーシャル・ビジネス革命―世界の課題を解決する新たな経済システム】
ムハマド ユヌス (著), 岡田 昌治 (監修), 千葉 敏生 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4152091827/
○この本を一言で表すと?
ユヌス氏提唱「ソーシャル・ビジネス」の進展について書かれた本
○この本を読んでよかった点
・力を持った理想家であるユヌス氏が行動を起こすとすごいなと思いました。(ダノン、アディダス、インテルなどと提携して合弁ソーシャル・ビジネス起業)
・ユヌス氏が提唱した「ソーシャル・ビジネス」(利益を追求しない、しかし寄付ではなく事業で運営するゴーイング・コンサーン)は法制度が確立できた国はまだないとありましたが、日本のNPO法人などでも大丈夫なのではと考えました。
・最初は小さいところから始める、という考え方は実践的でいいなと思いました。
・この本に書かれている今後の進展については些か理想主義的だなとは思いますが、利益重視でないソーシャル・ビジネス市場が大きくなれば、これまで見逃されてきた社会的ニーズがかなり埋まっていきそうだなと思いました。