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【砂戦争】レポート

【砂戦争 知られざる資源争奪戦】
石 弘之 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/404082363X/

○この本を一言で表すと?

 砂の用途や収奪、不正事例などについて紹介した本

○よかったところ、気になったところ

・砂を資源として考えたことがこの本を読むまであまりなかったのですが、砂が採取される場所と使用される場所が異なり、国境も越えることで起こる様々な問題について紹介されていて勉強になりました。

・砂の種類によって用途が異なり、砂漠の砂は建築に使えず、有用な砂は不正手段をもってしても確保されるということは初めて知りました。

・都市化の砂資源の関係、国土の増減など、想像していたより大規模で驚きました。
海で砂をさらって運搬するほどの受容があることも驚きました。
河原や海辺でカゴを頭に掲げている人の写真を見たことがありましたが、砂に含まれた貝や鉱物資源の採取のためと思っていました。
砂自体が目的というのは驚きでした。

・干拓して土地を増やすということは日本史では肯定的な大事業として出てくることが多かったように思いますが、否定的な視点を知ることができてよかったです。

○つっこみどころ

・砂にかかわる景観と砂資源自体を同レベルで語っているところは情緒的であまり緊迫感がないなと思いました。

・砂の枯渇は豊富な資源が枯渇してくると問題になる、ということの一例だと思いますが、他の資源と比較して深刻かどうかの視点があまりなく、同じようにトピックを深掘りすれば他の資源でも同じように深刻に考えるのではと思えました。

・骨材に使用されている砂の配分など、基本的な説明に誤りがあるようで、登場する数字についてはあまり信用できないように思いました。

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