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ゼミナール経営学入門 「第10章 組織構造」

ゼミナール経営学入門 第3版
伊丹 敬之 (著), 加護野 忠男 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4532132479/

第10章<組織構造>

○構造設計の基本変数

・分業関係・・・ヨコの関係

・権限関係・・・タテの関係

・部門化・・・組織全体の統制範囲(縦長、フラット 等)

・伝達と協議の関係・・・共通の上位の者を通すか、横に通す組織とするか

・ルール化・・・自動実行を秩序化。厳格にし過ぎると官僚化

○組織構造設計で考慮すべきこと

組織構造設計で情報の流れ方、コンフリクト(対立を決める)

・情報統合
 工場長と営業部長、どう情報統合するか?・・・どちらかに権限、二人で協議、上にポジションを作る

・コンフリクト・・・調整する部署をどこにおくかで偏向する可能性がある。
  なくすことは不可能で建設的でないので、吹き出させ方をうまくする。

・人材・・・構造と人材のマッチング 管理能力と組織構造のアンマッチ・統制範囲の問題
 ⇒組織構造自体が人の思考様式に影響、組織内での役割によるインセンティブ・価値観の設定

・副次効果
 ・組織内パワー関係
 ・組織内競争のパターン
 ・自律感あるいは参画意識

○全社的組織構造の試み

・事業部制か、職能別組織か
 事業部制であればどの軸で区切るか?(顧客、商品、地域 等)

・マトリックス組織とSBU(戦略的事業単位)

・社内ベンチャー、分社化、アメーバ的細分化

○選択と基本のトレードオフ

・集権と分権
・文化と統合
・調和とコンフリクト
・戦略と効率
・組織のゆれ動き
  ⇒定点で安定するのではなく、ゆれながら長期的に安定するもの


<演習問題>

1.メーカーの技術開発部で90人の部員。  ・三つの課に分けて一人の課長が30人の部下を直接管理  ・10の課をつくり一人の課長が10人の部下を直接管理   どちらがいいかがどのような条件で決まるか?

 ⇒業種業態によって、統制可能範囲・統制適正範囲が異なる。
   開発する対象の規模、各課でそれぞれ何を担当させるかによっても異なる。
   ⇒各課に役割を振る(職能制組織的)、各課で独立して開発(事業部制組織的)

2.カンパニー制度の内容を調べ、事業部制と本質的にどのように違うのか、違わないのかを検討

 ⇒社内資本金制度の有無で区分される。事業部制(なし)、カンパニー制(あり)
  ⇒プロフィットセンターとインベストメントセンター
   ⇒ここから事業部長とカンパニーのトップの責任もことなる。

3.「組織構造は戦略に従う」(チャンドラー)と「戦略は構造に従う」(アンゾフ)という二つの説があるのはどういうことか?  両方正しいなら、それぞれどういう意味で正しいのか?

 ⇒実態は人が先か、戦略が先かという話らしい(by 教えて!goo)
 ⇒時系列のサイクルのどこかで、現時点どうあるかでどちらを採用するかは異なる?
  ⇒組織が強固(戦略を組織に合わせる)、戦略が強固(組織を戦略に合わせる)

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